どうしても借りたい!審査が不安な方が利用するアリバイ会社とは?

    どうしても借りたい!審査が不安な方が利用するアリバイ会社とは?

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    アリバイ会社とは?どんな会社なのか

    アリバイ会社はアリバイを作るお手伝いをする会社

    アリバイ会社とは登録者が実際には働いていないのに、勤めているように偽装してくれる会社のことです。アリバイ会社は複数のペーパーカンパニーを法人登記しており、その業種はITサービスや設計デザイン、ネイルサロン等様々です。

    アリバイ会社では、ペーパーカンパニーにも関わらず、勤務しているように見せかけるため、様々な書類を発行してくれます。それは、

    • 源泉徴収票
    • 給料明細書
    • 在籍証明書
    • 雇用証明書
    • 就労証明書
    • 勤務証明書
    • 内定通知書
    • 採用通知書
    • 雇用証明書
    • 医療証明書
    • 名刺
    • 持ち込み書類

    などです。在籍確認の電話対応はもちろん、アリバイ会社によっては入居保証人の紹介や不動産業者を紹介してくれる所もあります。身寄りも無く、引っ越すことを知り合いに知られたくない方にはピッタリのサービスといえるでしょう。

    ただ、源泉徴収票などの虚偽の書類を発行することは罪には問われませんが、これらを住宅ローンの審査キャッシングの審査に使ったりすると罪に問われます。またアリバイ会社の一部が「名簿屋」として顧客リストをヤミ金に流しているケースもあるため、注意が必要です。

    さらに悪質なアリバイ会社であれば、まず顧客がアリバイサービスをどのような事に使おうとしているのか探偵を使うなどして個人情報を探られます。もしそれが違法なことであったり、隠したい内容であったりした場合ヤクザと結託してゆすってくることも。

    そもそもアリバイ会社を使う時点で法に触れるギリギリのケースであることが多いため、きちんとデメリットを理解した上で利用することが大切です。

    実際に2011年に、日本国内で初めてアリバイ会社と登録者が地方税法違反で逮捕される事件が起きています。この事件は北海道に住む無職の女性が、アリバイ会社のサービスを使ってニセの源泉徴収票と課税証明書を発行しました。それを使って住宅ローンの審査を依頼。在籍確認の電話の際も実際に働いているかの様にアリバイ会社が偽装し、約5,600万円の融資を受けたという事件です。

    アリバイ会社の社長は略式起訴、登録者の女性は懲役2年、執行猶予5年の判決を受けています。このように逮捕される危険性もあるため、金融関係の契約等に使うのは避けた方がよいでしょう。

    利用する目的は、

    • 保育園の入園資格をもらうため
    • アパートの入居審査に通るため
    • バーチャルオフィス
    • 人に収入を自慢するため
    • 水商売の方が本当の職業を隠すため

    等様々です。

    この他にもマルチビジネスへの勧誘のために、収入証明書を使って稼いだ実績として偽装するケースも見られます。

    アリバイ会社を利用するのは、明らかに入居審査に通らない無職の方や休職中の方だけではありません。自営業や個人事業主の方、水商売やタクシーの運転手等多岐に渡ります。この他にもアルバイトやパート、露天商の方も収入が低く安定していないため利用する方がいます。

    アリバイ会社を利用する理由

     賃貸契約をする時の入居審査をクリアするため

    アリバイ会社を利用する目的の1つに、「入居審査をクリアすること。」が挙げられます。この行為は詐欺罪に問われる可能性があるため、アリバイ会社によっては利用を勧めていない所もあります。

    ただ、

    「来月から働くことは決まっているが、収入が今は無い。」

    「水商売の仕事のため審査に通りにくい」

    「住むところが無いと就職先も探せない」

    といったやむを得ない事情がある場合は仕方がありません。このような方も多いためか、仲介業者が間に入ってアリバイ会社の利用を勧めてくるケースもあるようです。

     クレジットカードなどを作る時の審査クリアのため

    クレジットカード等を作る際の審査のクリアのため、アリバイ会社を利用する方もいますがあまりおすすめできません。何故なら最悪の場合詐欺罪で訴えられるケースがあるためです。

    仮に審査に通ったとしても、クレジットカード会社は定期的に「途上審査」によって、アリバイ会社を利用していることが判明してしまうケースも少なくありません。「途上審査」とは、契約者が他社で借り入れを行っていないか、返済はできているのか等を定期的に調査することです。これは一部では初回審査より厳しいといわれています。

    もし嘘がばれてしまったら、クレジットカードが利用出来なくなるだけではなく、残った残金も一括請求されます。更に利用していたクレジットカード会社だけではなく、他の業者や銀行でもほぼ一生ブラックリスト入りとなるので注意が必要です。また契約内容によっては「損害金」が要求されるケースもあります。

    アリバイ会社から発行された偽造文書を使ってクレジットカードの審査を通そうとする場合は、このように大きなリスクがあるということをよく理解しておきましょう。

    アリバイ会社がしているサービス内容

     入居審査で必要な書類の作成をする

    賃貸契約の入居審査で必要な書類の作成をしてくれます。入居審査は、不動産会社によって必要な書類が異なりますが、一般的に

    • 入居申し込み書
    • 身分証明書
    • 収入証明書

    が必要になります。身分証明書に関しては、連帯保証人の分も要求されるケースがあります。身分証は運転免許証や保険証、パスポート等がありますが、不正が出来ない保険証でないとNGという不動産会社も。

    また収入証明書に関しても、源泉徴収票では認められないことがあります。その場合は課税証明書や住民税の通知決定等の公的な書類の提出が求められます。そのためもし可能であれば、あらかじめ入居審査が厳しくない不動産会社を調べておくことが大切です。

     審査で在籍確認を行う時の電話対応をしてくれる

    在籍確認の電話の対応等もしてくれます。基本的には在籍しているけれど、今は外出中だと伝えてくれます。

    この他にも「応答後転送サービス」や、登録者の携帯電話番号からではなく、ペーパーカンパニー会社からの発信に装う「逆転送サービス」も行っています。

    「在籍確認」の電話の代行料金は、5日で2,000円が一般的です。この他にも、初回の登録料として5,000円~12,000円が必要となります。

    必要であれば本人の携帯電話に転送までしてくれる

    在籍確認の電話でも、事務の仕事で申請を行っているのに不在であれば怪しまれてしまうでしょう。そのような場合、一旦アリバイ会社の人が電話を受け、その後電話を保留にして登録者に電話を転送して繋いでくれます。

    アリバイ会社で発行してくれる証明書の種類

     給与明細

    給与明細は、収入証明書の種類のひとつです。収入証明書は収入が確認できる書類のことで、所得証明書ともよばれています。アリバイ会社で作られる給与明細は、登録者の用途や目的に合わせて作って貰えるのが特徴です。アリバイ会社によっては、実際に働いている人がいる会社から発行される書類を用意してくれるケースもあります。

     源泉徴収票

    源泉徴収票とは、前年度の1月1日~12月31日までの所得の金額を証明する書類のことです。会社員として働いている場合、12月の年末調整の際に会社から発行してもらえます。アリバイ会社ではこの源泉徴収票も顧客のニーズに合わせて書類を作成。様々な審査に通りやすい様に配慮してもらえます。

     在籍証明書

    賃貸住宅の契約時や保育園の入園申し込み、一部の私立学校への入学願書申請の際に必要な「税席証明書」。一般的には

    • 住所
    • 氏名
    • 生年月日
    • 雇用期間
    • 雇用形態
    • 役職
    • 業務の種類(仕事内容)
    • 所属
    • 勤務地
    • 発行する会社の住所
    • 発行する会社の名前
    • 使用する人の名前と証明印

    の記載事項が設けられています。在籍証明書はただ発行してもらうだけではなく、アリバイ会社の方とどんな内容なのか細かくどんな仕事内容なのか、勤務する場所や通勤時間等の打ち合わせを行うことが重要です。こうしておくことで、嘘がばれるリスクを避けることができます。

     内定通知書

    会社への採用が決定した時に発行されるのが「内定通知書」です。アリバイ会社でも発行して貰えます。保育園の入園審査の時や、賃貸契約の審査の時に使われるのが一般的です。在籍証明書と同様に、きちんと内容を把握しておくようにしましょう。

    料金は登録料プラス契約日数で決まる

    アリバイ会社の利用料金は、初回の登録料のほか、契約日数によって異なります。女性の初回登録料が約5,000円、男性の場合7,000円~8,000円程度が一般的です。

    契約日数についても、15日の短期契約から1年の長期間のプランまで用意されています。短期間のプランで利用するのであれば、約1万円前後で利用することができます。

    もし賃貸契約の審査のために利用する場合は

    • 登録料
    • 在籍期間
    • 書類作成
    • 在籍対応
    • 会社使用料
    • 保証会社使用料

    の6つの項目を使用するのが一般的です。その相場は25,000円~35,000円で、アリバイ会社によっては、さらに1か月分の家賃も請求されるケースもあります。

     全てのアリバイ会社が同じ登録料ではない

    アリバイ会社の登録料は会社により様々です。料金が安いのも良いのですが、いざ申請をしても審査に通らない可能性も否定できません。確実に審査に通したいのであれば、実働している会社で書類を発行する会社で登録をする方が賢明です。

    料金が安いだけではなく、多少割高であってもトータルで見て自分にあったプランを選ぶようにしましょう。

     オプションによって料金が高くなったり安くなったりする

    アリバイ会社によって、様々なオプションプランが用意されています。例えば実働会社への登録がプラス20,000円必要であったり、各種書類の作成に5,000円がかかったりと様々です。

    保証人の紹介についても、賃料の2か月~3か月分取るところもあります。

     基本的には先払いである事が多いのも事実

    アリバイ会社は、そのほとんどを先払いにしていることが多いです。先払いの場合払い忘れがありませんが、実際に入居審査に通してみると落ちてしまうケースも少なくありません。そのため入居審査が通った後に料金を支払う、成果報酬制や後払い制のアリバイ会社を利用するのもよいでしょう。